悪い女、善い女
韓国の国民的人気女優として愛された故チェ・ジンシル主演!韓国で最高視聴率23.7%を記録した愛憎名作ドラマ!
天涯孤独の身から医者と結婚し、幸せの絶頂にいる妻。しかし、夫は満面の笑顔の裏で、背徳の二重生活を送っていた…。誰もが羨む家庭は偽りのものだったと気付き、世界が崩壊した女性の行く先は?
小児科医師のゴヌと産婦人科医師のソギョンは、大学時代からの恋人同士だったが、親の反対にあってそれぞれ別の相手と結婚した。幸せな結婚生活を送っているかに見えた2人だが、再会後、激しい恋が再燃する。今では毎日のようにスマホで愛を確認し、機会があるごとに密会するという危険な関係を続けている。更には、ゴヌは楊平の祖父母が持っていた土地にひそかにゴヌ名義の家を建て、2週間に1度は2人でそこで過ごすという生活ぶりだ。ゴヌは息抜きの写真が趣味という大義名分を使い、ソギョンは医療ボランティアという格好の隠れみのを利用し、その泥沼から抜け出すことはできない。
一方ゴヌの妻セヨンは、不幸な生い立ちを忘れようとするかのように天真らんまんで、夫の母親、認知症の祖母、義理の娘にとって、なくてはならない存在になっていた。ソギョンの夫テヒョンもできた男で、父親の会社の跡を継いで両親とも折り合いが良く、でしゃばらない性格で従業員からの評判も良かった。妻のソギョンは、いつも夫や家族に申し訳なく思いながらも、ゴヌと別れられなかった。
だが、そんな関係がいつまでも続くわけがない。小さなほころびがあちこちに生じたが、そのスリルは、2人の恋情をいっそう燃え上がらせ、大胆にさせていく…。
On Air Schedule
エンタメ~テレ☆シネドラバラエティ オンエアスケジュール
12
2025 December
#57
2(火)11:15-(初)
#58
2(火)11:55-(初)
#59
3(水)11:15-(初)
#60
3(水)11:55-(初)
#61
4(木)11:15-(初)
#62
4(木)11:55-(初)
#63
9(火)11:15-(初)
#64
9(火)11:55-(初)
#65
10(水)11:15-(初)
#66
10(水)11:55-(初)
#67
11(木)11:15-(初)
#68
11(木)11:55-(初)
#69
16(火)11:15-(初)
#70
16(火)11:55-(初)
#71
17(水)11:15-(初)
#72
17(水)11:55-(初)
#73
18(木)11:15-(初)
#74
18(木)11:55-(初)
#75
23(火)11:15-(初)
#76
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#77
24(水)11:15-(初)
#78
24(水)11:55-(初)
#79
25(木)11:15-(初)
#80
25(木)11:55-(初)
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30(火)11:15-(初)
#82
30(火)11:55-(初)
#83
31(水)11:15-(初)
#84
31(水)11:55-(初)
1
2026 January
#85
1(木)11:15-(初)
#86
1(木)11:55-(初)
#87
6(火)11:15-(初)
#88
6(火)11:55-(初)
#89
7(水)11:15-(初)
#90
7(水)11:55-(初)
#91
8(木)11:15-(初)
#92
8(木)11:55-(初)
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#94
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#95
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#96
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#97
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#98
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#100
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#101
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#102
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#103
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#105
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#106
27(火)11:55-(初)
#107
28(水)11:15-(初)
#108
28(水)11:55-(初)
#109
29(木)11:15-(初)
#110
29(木)11:55-(初)
Cast
出演
チェ・ジンシル、イ・ジェリョン、ソン・ヒョナ、チョン・ノミン
Staff
スタッフ
脚本:イ・ホング「いばらの花」「神と呼ばれた男」
演出:イ・デヨン、イ・ドンユン
Episode
番組内容
#1-10
第1話 「10年ぶりのサイパン旅行」
セヨンは久しぶりの海外旅行でうきうきしている。新婚旅行の時にも来たサイパンの空と海はあくまで青い。仕事だからダメだと言っていた夫のゴヌが、なぜか家族で行こうと言いだし、娘のジナやゴヌの妹のジウも一緒だ。同じ飛行機に乗り、同じホテルに泊まったもう一組の夫婦がいた。テヒョンとソギョン。そしてその家族たち。
第2話 「秘密の家」
ソギョンは家族のみんなに見送られ、夫が買ってくれた赤い車で、医療ボランティアのために江原道に向かう。一方、ゴヌは午後の診療を終えると、束草に写真を撮りに出かけた。今日もまた泊まりがけだ。写真の撮影は、ゴヌがずっと続けている趣味だ。ゴヌはいつものように花や風景を撮り、夕方、楊平の別荘らしき家に入る。
第3話 「小さなほころび」
愛のすみかでの生活はもう5年以上も続いている。部屋には2人の大きな写真が飾られ、腕を組んで外を歩いても、誰にも不審に思われない。自分の病院に帰ったソギョンは、USBを楊平の家に忘れてきたことに気付き、やむをえず、楊平に向かう。夫からの電話に、病院にいると思わずウソをついたソギョン。テヒョンは病院の前から電話をかけていた。
第4話 「決断できる女、できない男」
ソギョンの病院を手伝っているソヨンは、昔、テヒョンとつきあっていた。病院の前にいるテヒョンを見つけると、食事に誘う。ソヨンは今でもテヒョンに未練のある口ぶりだが、テヒョンは違う。彼は現在の生活に満足していた。楊平から病院に帰ったソギョンは、離婚して一緒になろうとゴヌに電話する。しかし、ゴヌはいつものように口ごもる。
第5話 「消えた権利書」
ゴヌの祖母のヨンスクは認知症だが、このところよく土地の権利書が見つからないと騒いでいる。たびたびその話を聞かされ、セヨンがどこの土地だと尋ねると、ヨンスクは楊平だと答える。楊平の家をいつまで秘密にできるかは、ゴヌとソギョンも気がかりだった。ソギョンは、楊平に家を買ったのかとソヨンに突然聞かれ、ぎょっとする。
第6話 「対照的な2人の妻」
義理の母と祖母、そして腹を痛めていない娘、セヨンは大車輪で家族を愛し、一方、ソギョンは仕事とゴヌとのメールのやりとりで忙しく、きわどく家事をこなしていた。セヨンはゴヌとの間にソン家の跡取りを産むよう義母にせかされ、ソギョンは、テヒョンの過剰な愛情表現に悩まされた。ある朝、ゴヌはセヨンに聞かれる。「楊平に土地を持っているの?」
第7話 「いつか、その日は来る」
ジナの本当の母親は誰なの? セヨンの問いに、君だろうとゴヌははぐらかす。ゴヌは、娘がセヨンを実の母と思っていると信じているが、ジナが真実を知っていることを、セヨンは知っている。セヨンはそれ以上、追及はしない。子供のころ火事で両親と弟を失ったことのある彼女は、今の幸せを失いたくなかった。だが、夫の机の中を何気なくのぞいた時…
第8話 「男の考え、女の考え」
ゴヌの母親のギョンソンは写真を見て驚く。10年以上も前に息子がつきあっていたユン・ソギョンの写真ではないか。もしやと追及する母親に、昔の写真だ、彼女は今アメリカにいるらしいと嘘をつく。嘘は徹底的についたほうがいいと考えるゴヌ。ソギョンは違った。義父にも、テヒョンにも、そしてウラムにも、申し訳ないと思わずにはいられない。
第9話 「広がるほころび」
夫の携帯を何気なく見たセヨンは、ルーシーって誰とゴヌに尋ねる。ヨンスクは、ゴヌの嫁は子供を産んで出てったと食卓で言いだし、みんなを困惑させる。ほころびはしだいに大きくなっていく。ソギョンの同僚のソヨンは、テヒョンへの思いを断ち切れない。テヒに言わせれば、ストーカーレベルで、楊平に家があることだって知っている。
第10話 「嫁を気遣う姑」
姑のギョンソンに月1日の休暇をもらっているセヨン。市内にはもう見る所もなく、早く帰ってきた嫁に、姑は息子の病院に行けと勧める。夕方、2人はレストランで食事する。セヨンの後方の席から、恨めしそうにゴヌを見つめるソギョン。やがて、テヒョンに電話して食事に誘う。息子と食事をしていたテヒョンは、妻の誘いに喜んで家を出る。
#11-20
第11話 「支払われた固定資産税」
「何をしようと子供はできない」というゴヌの言葉に、セヨンは驚く。真顔で問い詰める妻に、思わずゴヌは「無理なものは無理だ」と言ってしまい、言い過ぎたと謝る。ソヨンは固定資産税の領収書を頼りに、ソギョンが買ったと思われる別荘を探しに楊平を訪れ、セヨンはゴヌの机の引き出しから、楊平の土地の固定資産税の納付書を発見する。
第12話 「3千坪の土地」
ソギョンは慌ててゴヌに報告する。ソヨンが私たちの家を見つけに楊平に行った。別れる潮時ではと言うソギョンに、別れられるのかと問い返すゴヌ。そこにセヨンからの電話が入る。お義母さんがそっちに向かった。固定資産税の納付書を見て怒っているから、一旦、逃げたほうがいい。セヨンはゴヌの浮気など、これっぽっちも疑っていなかった。
第13話 「3着の韓服」
楊平の家をテヒョンさんは知らなかった。「時々来る夫婦って誰のことかしら?」とぼけたソヨンの質問に、ソギョンは答える。あれは父が買った別荘で、人に貸しているのだと。ゴヌは加平にペンションを借り、楊平の家の荷物を運び込む。その日は、ジナが学芸会でピアノを演奏する予定だった。ギョンソンは、嫁と孫のために韓服を仕立てる。
第14話 「落ちていたイヤリング」
加平に行っていたゴヌは、ジナの学芸会に間に合わない。それを知ったソギョンは、写真ではなく、自分の産んだ子を実際に見たい衝動に駆られる。韓服姿のジナの登場は学芸会の最後だった。迷いを振り切り会場に入ったソギョンは、娘の晴れ姿に拍手を送る。ソギョンの姿に気付き驚くギョンソン。ソギョンは慌てて会場から逃げ出す。
第15話 「セヨンさんを愛しているの?」
ジナとセヨンが水族館ではしゃでいる様子をソギョンは寂しげに見つめる。その姿を不安そうに見守るゴヌ。ギョンソンは孫のジナにパソコンの操作を教わり、ソギョンがユン産婦人科の院長で6年前に開業したことを知る。息子を呼びつけ、いつもの問いを繰り返さずにはいられない。「本当にソギョンと会っていないのか、妻を愛しているのか」と。
第16話 「姑と嫁の絆」
オートバイにひかれそうになったジナを、ソギョンが救う。膝にけがをしたソギョンをジナは薬局に連れていって消毒し、お礼にとトッポギを振る舞う。うれしさのあまり、ソギョンは“ジナ"と名前を呼んでしまい、ジナを驚かす。ヨンスクが1人で家を出て、帰ってこない。セヨンとギョンソンは必死で探し回る。ギョンソンには思い当たる場所があった。
第17話 「運命の出会い」
テウクのコスプレがネットで評判を呼び、彼は今や会社の部長職だ。テウクはジウのイメージで衣装を考え、彼女に着せて確認する。ジウは、医師のサンジンには兄のような親しみを覚えるが、それ以上ではない。かといって、テウクとの“運命の出会い"も気に入らない。ソギョンは、また別れ話を切り出した。今まで以上に真剣な口ぶりに、ゴヌは…。
第18話 「拭えぬ疑惑」
ソギョンは家族のために今まで以上に時間を割き、ゴヌもまた、セヨンやジナに珍しくプレゼントを用意する。ソヨンは偶然を装ってテヒョンに会い、ソギョンが医療ボランテイアに行くとき、1泊2日なのに1日しか参加していなかったようだと告げる。「それで 何が言いたいんだ」と、逆に問い返すテヒョン。ギョンソンは1人で楊平に出かける。
第19話 「子供が生まれない訳」
「あなたはストーカーよ」「サイコパスよ」と言うソギョンに、「あなたより私のほうが彼を愛してるかもね」と反撃するソヨン。ギョンソンは楊平からの帰りに息子の病院に寄るが、ゴヌはいない。ゴヌは友人の外科医の手術室にいた。母親のしつこい要求と、献身的に家族に尽くすセヨンのために、パイプカットしていたのを元に戻そうとしていた。
第20話 「それぞれの罪滅ぼし」
ソギョンは、家族はもちろん、ジナや、彼女を育ててくれたゴヌの妻にも申し訳なく思い、家事に精を出す。ゴヌは、両親の命日に一緒にお墓参りに出かけようと電話をかけて、セヨンを喜ばす。ギョンソンは、楊平の土地のそばにある別荘の購入を考える。姑を連れていけたらどんなに喜ぶだろう。ソウルでは外出もろくにできない、と。
#21-30
第21話 「眠れない夜」
セヨンは両親のお墓参りに1人、故郷に向かう。その日、ゴヌは新しく借りた加平のペンションに出かけ、ソギョンに電話をかける。切実さをにじませたゴヌの頼みに、ソギョンも車で加平に向う。そのころ、病院に出かけたソヨンは、ソギョンが病院に来ないことを知ると、ソギョンの部屋のキャビネットを開け、1人の女の子の写真を何枚も発見する。
第22話 「平和な家族の裏で」
帰りの遅い妻をいつも玄関先で待っているテヒョンは、今日も、遅くなった理由を尋ねない。そんな夫を裏切り続けて、ソギョンは申し訳なく思う。彼女は、1人で寝酒を飲んでいる更年期障害の姑の愚痴を聞いてやり、一方、セヨンは、姑の部屋に行き、後から来たジナと3人でふざけ合い、抱き合って眠る。夜、夢にうなされ、ソギョンは慌てて起き上がる。
第23話 「執念深い女」
ソギョンが露骨に嫌な顔をしても、ソヨンはソギョンの秘密を暴こうと嗅ぎ回り、テヒョンに近づくと、ソギョンは突然いなくなるかもしれないと驚かし、冗談めかして隠し子の存在をほのめかす。産婦人科の医師から、ゴヌはパイプカットしていたが、最近、再建手術をしたと聞かされ、仰天したギョンソンは、すぐに帰ってこいとゴヌに電話する。
第24話 「不用意な会話」
ギョンソンとジウが話しているのを聞いて、ジナは実の親が学芸会に来ていたことを知ってしまう。セヨンは、母親なら子供が恋しいに決まっている。いつかはこうなると思っていた。「問題は私がその女性について何も知らないことです」と、ジウに訴える。
第25話 「家族の柱」
ジウとテウクは、レンタルした撮影用のカメラを道端に置き忘れてしまい、賠償金1000万ウォンを工面するはめになる。ジウはセヨンに、テウクはテヒョンに頼み込む。2人はそれぞれの家族の柱が誰かを知っている。セヨンは相変わらず、家族のために大車輪で働き、テヒョンは妻を信頼して揺るがない。だが、執拗なソヨンは、ついにカメラで…。
第26話 「母への仕返し」
ゴヌがパイプカットの再建手術をしたと知って、セヨンは驚き、家に帰る気にもならない。いつパイプカットをしたのか。結婚前か結婚後か。私との子供を望んでいなかったのか。だとしたら、なぜ気が変わったのか。次から次に湧いてくる疑問。心配して駆けつけた夫に問うと、結婚する前に「母さんへの反抗心で子供ができないようにした」とゴヌは答える。
第27話 「姑の提案」
テヒョンはソヨンに誘われて、上司だった師団長を見舞いに楊平へ行く。ソヨンは、師団長の娘の家庭教師だった。その帰り、ソヨンは別荘の内見だと言って、今は空き家となった建物に立ち寄る。ソギョンには、ゴヌと一緒にいる動画を無署名で送りつける。ソヨンの行動はエスカレートする一方だ。不誠実な息子をわび、ギョンソンはセヨンに提案する。
第28話 「ソヨンの逆襲」
ソヨンと一緒に楊平に行ったと夫に聞かされ、翌朝ソギョンは出勤すると、ソヨンを呼んで糾弾する。無言電話や動画の件を持ち出せば、少しは反省するだろうというソギョンの考えは甘かった。あなたが夜、会っている男は誰だ。医療ボランティアに出かけたとき必ず1泊しているが、誰と過ごしていたのか。ソヨンの逆襲に、ソギョンは言葉もない。
第29話 「一緒にいたいだけなのに」
ソヨンのテヒョンへの執着心とソギョンへの敵がい心、そしてギョンソンのゴヌへの不審と対照的なセヨンへの信頼は、ゴヌとソギョンの愛を真綿のように締めつける。だが二人は、つかの間のあいびきをやめられない。会えばいつまでも一緒にいたいと思い、良心に負けて我に返って帰宅する。ソヨンの推理はソギョンの嘘を暴き、真実に接近する。
第30話 「別荘の持ち主」
ソヨンは父親から受け継いだ土地の相談と言って、テヒョンの両親に会い、何気なく楊平にソギョンが買った家の話を持ち出す。そのころ、ギョンソンは姑や嫁たちを連れて、楊平の土地を見に行っていた。気に入ったと言っていた隣地の別荘の管理人に持ち主の名前を尋ね、ソウルのユン産婦人科の女性院長だと聞くと、ギョンソンの顔は青ざめる。
#31-40
第31話 「ママ以外は何も要らない」
ジナの手術は無事に終わった。献身的なセヨンの様子を見るにつけて、ゴヌの態度がギョンソンには悩みの種だ。目を覚ましたジナは、「ママがいて安心した」「他には何も要らない」とセヨンに言う。そして、父親には、私が大人になっても実母のことは教えないでくれ、ママが悲しむからと頼むのだった。実の娘が病気なのに何もできず、ソギョンはいらだつ。
第32話 「凍りついた心」
ゴヌはジナを車椅子に乗せて院内を散歩し、ソギョンが見やすいようにロビーに車椅子を止める。セヨンからの電話にゴヌが離れると、ソギョンはジナの背後に近づき肩越しにのぞき込む。到着したセヨンは、娘の背後にいる女性に気付き立ち止まる。戻ってきたゴヌはセヨンに気付き、彼女の視線の先に目をやると、慌てて「セヨン」と大きな声を上げた。
第33話「ハイドとルーシー」
ジナに届けられた差出人不明の花束は、セヨンの脳裏にロビーの女性を思い出させ、不安に陥れる。息子への疑念が消えないギョンソンは嫁の不安を打ち消すが、セヨンの動悸は収まらない。ソギョンとゴヌの密会を目撃したソヨンはテヒョンに連絡するが、テヒョンは間に合わず、遅れて来た彼に、「二人のコ-ドネームはハイドとルーシーで、恋人だ」と告発する。
第34話「運命の愛」
ソヨンの前では強がっていたテヒョンだが、翌朝、妻のあとを車で追わずにはいられない。ジムの駐車場の車の中で、頬を寄せ合う妻と男。ソヨンを無視し続けてきただけに、その親密そうな様子に怒りの感情が湧いてきて、テヒョンは仕事も忘れ、妻の行動を追い続ける。一方、セヨンは夫に言う。「あなたとジナの実母の愛は、運命の愛なのね。」と。
第35話「退院祝い」
セヨンは、改まって「ジナの実母はこの近くに住んでいるのでは?」と義母に問う。ギョンソンはどこまで話していいものか戸惑う。自分が調べたことと、ゴヌの主張をそのまま伝え、「心配しないで忘れなさい」と言うが、セヨンの不安は消えない。ギョンソンはゴヌに早く帰るように電話する。セヨンの提案で、ジナの退院祝いのパーティーを夕食時に開く。
第36話「聞く覚悟はできている」
テヒョンは、ソギョンが男と別れてからしばらくして家に帰る。玄関先で待っていたソギョンに言うべき言葉も見つからない。父親に呼ばれ、事故発生の報告を受けても、今日一日の行動を問われても、わびるしかない。夫の態度に敏感に反応し、話を聞く覚悟はできているとソギョンが言うと、テヒョンは、「もっとウラムを愛してあげろ」と言うだけだった。
第37話「プレゼントを贈ったのは誰?」
サイズの合わないジナの下着。「一体誰が買ったのか。夫でないなら、看護師か。学芸会を見に来た実母なら、プレゼントだってしたくなるはず。だとすれば、夫は実母と会っているのか。いや、それは夫も姑も否定しているし、向こうにも家庭がある」。セヨンの疑念は一向に晴れない。テヒョクは、ウラムの送り迎えを再開し、1週間の休暇を父親に申し出る。
第38話「ソギョンの告白」
ギョンソンに問い詰められ、プレゼントの送り主がソギョンであることをゴヌは白状する。ゴヌはいつも、真実の一部しか語らず、残りの真実は明かさない。ソギョンは、ゴヌと会っていたホテルに夫を呼び出すと、涙を流しながら愛する人の存在を告白する。テヒョンのやり直そうという提案にも、「これ以上、自分に嘘をつけない」と答える。
第39話「対決するギョンソンにソギョン」
夜中にセヨンが目を覚ますと、ベッドに夫はいない。書斎に入り、夫がいじっていたパソコンをのぞくと、女性の写真が映っている。ソヨンが飲酒運転で捕まり、警察からテヒに電話がかかってくる。テヒョンは妹と一緒にソヨンの身柄を受け取り、彼女の部屋に運び込む。そこはテヒョンの写真だらけだ。ギョンソンは病院に乗り込み、ついにソギョンに会う。
第40話「贈られてきた花束」
セヨンはソギョンの写真をプリントアウトすると、帰ってきた姑にそれを見せて,「お義母さんも見ましたよね」と問いただす。ギョンソンはソギョンに会ってきたことは認めたものの、「許してくれと謝ってたわ」と嘘をつき、セヨンは自分でもどうすべきか分からない。ソギョンは、家で家族の顔を見るのがつらく、病院でもソヨンがいて居場所がない。
#41-50
第41話「ソヨンのたくらみ」
ソヨンは病院の看護師をよそおって、「楊平の別荘に住民票と印鑑を持って来てくれ」という偽りのゴヌの伝言をセヨンに伝える。楊平の別荘と聞いて、姑が買いたいと言った別荘を思い出したセヨンは、すっかり舞い上がり、仕事場の姑に「サプライズがある」と言って内緒で楊平に向かう。帰宅して、それを知ったギョンソンは驚くが…。
第42話「もう元には戻せない」
楊平の別荘で鉢合わせになった3人。ショックで気を失ったセヨンを車に乗せ、ゴヌはソウルに向かう。セヨンの携帯にギョンソンから電話がかかる。セヨンの声から、事態を察したギョンソンは、ゴヌの嘘にいつしか加担していた自分に気付く。「ソギョンは今、楊平の別荘にいて、ソン・ゴヌも一緒だ」というソヨンからの電話に、テヒョンも楊平に向かう。
第43話「声を失ったセヨン」
セヨンはショックから一時的な失語症に陥っていた。その上、度々、発作的な行動を示し、ゴヌは付き添いを強いられる。病床のセヨンにゴヌは語りかける。「地獄のようだった。むしろ全て知られて楽になった」。その言葉は、セヨンを一層苦しめる。セヨンの入院を知ったジウは、「お兄ちゃんは女心を全く分かってない」と付き添い続けるゴヌに言う。
第44話「1枚の写真」
セヨンは病院を抜け出すと家に帰り、祖母の膝の上に顔をうずめて寝てしまう。空のベッドに驚いて捜し回った家族も、ひとまず安どする。「ママを苦しめるのは、私かパパだ」と娘に言われ、ゴヌには返す言葉もない。ソヨンはテヒョンの家に上がり込み、まるで主婦気取りだが、テヒョンの心はつかめない。ついにソヨンは、テヒョンに1枚の写真を突きつける。
第45話「崩壊寸前の家族」
セヨンの精神状態は不安定で、ゴヌもギョンソンも気が気ではない。ゴヌは自分が悪かったと謝り、セヨンが家族にとって必要な存在であることを認め、自分の行動は運命だったと弁解する。だが、ゴヌが弁解すればするほど、セヨンの心は凍りつく。テヒョンは妻の不倫にどう対処すべきか思い悩むが、会長職の父親は息子の様子にも気付かず、サウナ通いに忙しい。
第46話「愛は無理強いできない」
兄夫婦の亀裂を知ったジウは、ミュージカルのチケットを二人に渡し、修復のきっかけになることを期待する。観劇中、舞台はうわの空で涙を流しているセヨンにゴヌは気付く。珍しくお酒を飲みながら、セヨンは「実現しない期待やかすかな希望は捨てる。大事なことは現実的な問題をどうするかよ」とつぶやくと、3か月の時間が欲しいと夫に伝える。
第47話「自分を犠牲にしない愛」
ギョンソンは、何度会って頼んでもゴヌを諦めると言わないソギョンに失望し、彼女を支えるゴヌへの怒りが収まらない。ジウに家族全員を捨てる気かと問われ、「彼女なしでは生きられない」とゴヌは答える。ジナの存在を知ったテヒョンは、ソギョンがゴヌと密会していたカフェにソギョンを呼び出し、怒りをぶつける。ソギョンはただ謝るしかない。
第48話「ソギョンの願い」
ソギョンはゴヌに訴える。「11歳もの娘がいたことを知って、夫は怒りに震えている。苦しむ夫の姿を見るのが怖いし、つらい。これからどうすればいいのかも分からない」と。ゴヌは黙って抱き締める。実母に会いたいのではとセヨンはジナに尋ねるが、「ママは1人でいい」とジナは答える。全てが明るみとなり、ジナと会わせてもらえるよう、ソギョンはゴヌに願い出る。
第49話「セヨンの覚悟」
セヨンはソギョンに面会を求め、「夫は渡しても、ジナは絶対に渡さない」と告げる。病院を出たセヨンをソヨンが呼び止めお茶に誘うと、「あなたが楊平の別荘に行くように看護師を装って電話したのは私だ」と告白し、自分とソギョンの関係を説明して、ソヨンの手伝いをしたいと申し出る。ゴヌはソギョンの願いをかなえるため、学校帰りのジナを待つ。
第50話「私はゴヌさんを許しません」
ジナはソギョンの前から逃げるように立ち去る。「ママを悲しませたくない」と言って涙を流す我が子を、ソギョンに止めるすべもない。ゴヌがジナを学校の前からどこかに連れていったと聞いて、セヨンは不安に駆られる。ジナからいきさつを聞いたセヨンはゴヌを難詰する。一方ギョンサンは、家族のために楊平の土地をゴヌから取り返そうと考える。
#51-60 12月ONAIR
第51話「ソギョンの苦しみ」
ソギョンはいずれ決着をつけなければならないことを覚悟していたが、ジナに母親として認めてもらえず、ウラムとの別れが現実のものとなった今、捨てねばならないことの大きさに苦しむ。会社事務員にウラムの迎えを頼むテヒョンからの電話に気付いたソヨンは、母親と名乗ってウラムを引き取るが、それを知らずに、家族は誘拐ではと心配する。
第52話「連携する嫁と姑」
楊平の別荘がソギョンの所有であることを知ったセヨンは、慌てて姑に報告する。ギョンソンは、「ゴヌが祖母名義の土地を自分の名義に変更し、そこに建てた別荘をソギョンに譲渡したことも把握していて、法的措置を考えている」と答え、家族はみんなセヨンの見方だと励ます。ソギョンは親子3人で植物園に行き、つかの間の幸せな時間を過ごすが…。
第53話「ギョンソンの宣戦布告」
夜、止めるのを振り切ってソギョンに会いに行ったゴヌを、セヨンはドアの脇で震えながら待つ。同じころ、目を覚ましたウラムは、母親を捜してふらふらと家の外に出てしまう。警察からの電話で、テヒョンとソギョンは病院に向かう。骨折以外は大きなけがもなくウラムは病床で眠っていた。ソギョンは病院を休んで付きっきりで看病する。
第54話「ジムの夫婦会員権証」
ギョンソンは楊平の土地に関する訴訟を正式に弁護士に依頼する。一方、ゴヌは、その土地を担保に銀行から融資を受けようと試みる。ウラムが無事に退院する。テヒョンは仕事に出かけ、ソギョンは病院を休んでウラムの相手をする。セヨンは、偶然にも夫の服のポケットからジムの会員権証を見つけ、夫とソギョンがジムで夫婦と名乗っていたことを知る。
第55話「家にいられない嫁、いないと困る嫁」
ソギョンにとって家は針のむしろだ。ウラムに何か起きるたびに、自分のいたらなさを痛感し、テヒや姑の毒舌に苦しめられ、舅の優しい対応も心苦しい。口に出さないテヒョンの怒りはなおのこと、自分を責めずにいられない。朝のジム通いが唯一の息抜きだ。セヨンは早朝の市場に出かけるがセヨンがいないと、家族みんなが身支度できずにいるありさまだった。
第56話「ゴヌの計画」
テヒが義理の姉の行方をソヨンに尋ねると、「連絡はとれないし、このところ仕事は後回しで、密会を楽しんでいるのだろう」と、油に火を注ぐ返答だ。テヒはソギョンに、父親に自白したらと息を巻く。銀行からのゴヌの融資の問い合わせに、まさかとゴヌの机の中を調べたセヨンは、マンションのパンフレットと離婚届を見つけ、ゴヌが離婚のために計画的に動いていることに絶望する。
第57話「本心を明かしたゴヌ」
ソギョンに楊平の家の撤去を促す督促状が届く。祖母から土地を譲られたというセヨン名義の文面にゴヌは驚き、セヨンを呼び出すと、「話が違うではないか、法的にはジナも実の親が引き取るべきだ」と口走る。ゴヌの本心を知って、セヨンはがく然とし、当てもなく市場をさまよう。思いも寄らない展開にゴヌは焦り、強引に事を運ぼうと覚悟を決める。
第58話「家を出たセヨン」
夫が家を出ていけば、夫とお義母さんの溝は深まるばかり。「それなら私が家を出たほうがいい」と考えると、セヨンは家に帰れない。ソギョンとゴヌが食事をしているレストランに偶然を装って、ソヨンはテヒョンの母親を食事に誘う。嫁の不倫の現場を目撃した姑は激怒して舅に報告し、ソギョンは針のむしろだ。一方、セヨンは市場のとある食堂で働き始める。
第59話「崩壊寸前の家族」
ゴヌの家族も、ソギョンの家族も、互いに顔を見合わせるのが気まずく、部屋に閉じ籠もる。セヨンは持ち前のがんばりで食堂のおかみの信頼を得る。セヨンが帰らないのはゴヌの責任だと母親に突き放され、ゴヌは警察に依頼する。やがて市場の食堂で働いているという連絡が入る。ゴヌからの電話を漏れ聞いていたジナは、セヨンを捜しに市場に向かう。
第60話「娘と父親の亀裂」
ゴヌの説得に応じないセヨンも、ジナが捜しに来ていると知ると市場中を捜し回るが、見つからない。実母とも仲良くしてくれとゴヌはジナに頼むが、「私を捨てたくせに今更現れて母親面?」と、娘は声を荒げる。ギョンソンが現れて連れて帰ろうとしても、セヨンは帰らない。「ゴヌのことが怖くなった」と言う嫁に、ギョンソンは、自分が悪かったと謝る。
#61-70 12月ONAIR
第61話「こう着状態の日々」
結論を引き延ばしたが、テヒョンはただぼんやりと日を過ごし、ソギョンとの楽しい思い出に浸っては、現実から逃れようと酒を飲み、自分で結論を出す勇気もない。ジナは部屋に籠もり学校にも行かず、ゴヌの説得にも耳を貸さない。セヨンは食堂での仕事に興味を覚え始め、仕事に熱中する。しかし、祖母が交通事故に遭う夢を見て、たまらず電話をかける。
第62話「会いたいけど今は会えない」
会いたい家族を忘れるために、セヨンは仕事に熱中する。テヒョンの家では、気まずい雰囲気に我慢ができず、なぜさっさと離婚しないのかとテヒは兄に向かって爆発する。ゴヌは学校には行くようとジナに言うが、「なぜママを連れて帰らないの」と反論されて言葉もない。ジナがもう3日も学校に行ってない話をジウから聞き、セヨンはたまらず電話する。
第63話「養母と娘の絆」
学校に行くようにジナを説得しようというソギョンの試みは、思いも寄らぬかたちで失敗する。離婚するということはたくさんの人と別れろということだ。セヨンの糾弾に、これは運命だと答えるゴヌ。ソヨンはまるで脅迫するかのようにテヒョンを追い詰めるが、テヒョンの心は動かない。青ざめた顔をして店に帰ったセヨンは病院に運び込まれる。
第64話「セヨンの妊娠」
帰国したソギョンの父親に、テヒョンは自分の気持ちを告白する。ウラムを理由に結論を引き延ばしてきたが、妻の苦しむ様子に限界を感じていた。ソギョンの父親の帰国をテヒョンの母親から聞いたソヨンは、ソギョンには父親が違う11歳の娘がいると、彼女にばらす。
第65話「ジナの反抗」
ジナは自分がみんなに捨てられたと感じていた。実母に捨てられ、父親に捨てられようとして、今またセヨンに捨てられようとしている。愛に飢えた幼いジナは、誰の言うことにも耳を貸す余裕がない。居たたまれず家を出たソギョンは、父親が一時帰国中に滞在しているソウルの家に身を寄せる。それを知ったゴヌもついに家を出てアパート住まいを始める。
第66話「希望という薬」
ジナは独り街をさまよい、警察に保護される。警察からジウの話を聞いてギョンソンとセヨンは慌てて駆けつける。ギョンソンは、「疲れたから、あなたがこの家を引っ張っていってくれ」とセヨンに頼む。かつてジナを捨て、今ウラムを捨てたソギョンは、自己嫌悪に陥らざるをえない。そんな彼女をゴヌは電話で励ます。ソギョンの父親はテヒョンの父親に娘の不祥事をわびる。
第67話「因果は巡る」
セヨンと家族は、ジナの反抗に手を焼き、テヒョンとその家族は、食事が喉を通らないウラムに心を痛める。担任からの電話でセヨンが学校に行くと、ジナはわざと問題を起こして親の気を引こうとしているように見えると教師から伝えられる。ギョンソンの前に突然ソギョンの父親が現れる。旧知の仲のような二人。ギョンソンは彼を頭から拒否する。
第68話「20億ウォンの持ち逃げ」
ジナもようやくセヨンと一緒に食事を始め、セヨンは妊娠した子供のためにも強く生きようと決意する。ゴヌは今後の生活に思いを巡らし、ソギョンとテヒョンはひたすらウラムの回復を願う。テヒョンと父親が経営する建築会社の経理担当のミジャが、会社のカネ20億ウォンを持ち逃げする。叔母のジョンスクと周到な準備をした計画的な犯行だった。
第69話「結婚記念日のお祝い」
結婚記念日を祝おうというジナの強引な作戦は失敗に終わる。だが、セヨンは、たとえ帰ってこなくても夫を待ち続けるという決意をジナに言い聞かせることができて、満足する。ゴヌは家を出たが、ソギョンと自由に会うこともできず、不満が募る。ウラムが入院している病院に出かけ、ソギョンと話し合っていると、その姿をテウクに見られてしまう。
第70話「倒産の危機」
会社の20億ウォン、それにテヒョンの母親のへそくり5億ウォン、合わせて25億ウォンをミジャとジョンスクに持ち逃げされ、テヒョンと彼の両親は、すっかり意気消沈してしまい、どう窮状を打開すべきか打つ手も思い浮かばない。義理の姉とジウの兄が不倫の仲だと知って、テウクはジウの目をまともに見ることもできず、打ち明ける勇気もない。
#71-80 12月ONAIR
第71話「故郷に向かった祖母」
屋台で酒を飲むテヒョン。そこにソギョンが現れ、やがてソヨンも姿を見せる。テヒョンには、その屋台しか行き場がない。祖母がいなくなり、セヨンとジナは街じゅうを捜し回る。警察にも届けたが連絡はなく、家族の心配は募る。翌日、祖母が持っていったバッグが拾得物として文山の交番に届けられ、警察から連絡が来る。ゴヌとセヨンは文山に向かう。
第72話「元の居場所」
テヒョンとウラムの幸せそうな様子に思わず声を掛けたセヨンは、子供のために元の居場所に帰るよう、ソギョンに言う。ジナは学校にも行かず不良仲間と遊び続ける。ギョンソンがとがめると、「勉強なんて意味がない。私はパパみたいにならない」と、叫ぶ。その言葉にギョンソンは、息子の育て方を間違えた自分のせいだと自らを責める。
第73話「意地の張り合い」
ソギョンは、そろそろ子供たちのもとへ帰るべきではと提案するが、ゴヌはもう少しの我慢だとソギョンを励ます。ジナは相変わらず意地を張って、学校にも行かずネットカフェに入り浸り、家族みんなを悩ませる。キム家は不動産の差し押さえを受けて、住まいも手放さざるをえなくなり、両親は借家探しに奔走し、テヒョンは新たな仕事先を探し始める。
第74話「一番うまいキムチチゲ」
テヒョンは車の洗車場の経営を計画するが、想像以上に資金が必要なことを知る。ソヨンは自分の持っている原州の土地に、マンションを建てたらどうかと申し出るが、テヒョンは拒否する。学校に行くよう説得するためにジナを預かったゴヌは、親子の関係を取り戻そうと、ジナの滞在の延長をセヨンに求める。ジナは両親を仲直りさせるために奮闘する。
第75話「離婚協議書」
テヒョンはソギョンに、「我が家は破産した。もう君を支えられない。君は自由だ」と告げ、判を押した離婚協議書を渡す。セヨンはジナの着替えを持っていくと、ゴヌのアパートの前で娘に渡す。ジナはセヨンを抱き締めて「ごめんなさい」と謝る。その様子をベランダから見下ろすゴヌ。ゴヌはソギョンに電話するが、なぜか、このところソギョンは電話に出ない。
第76話「土地の権利書と日記」
ジナはゴヌが留守の間に、セヨンにキムチ作りに来てもらう。作業が終わるころに帰ってきたゴヌは、セヨンの姿に思わず怒りを爆発させる。ソギョンとの関係が一向に進展を見せず、電話もままならない状態から発した不用意な発言に、ゴヌは忸怩たる思いだ。甕置き場を掃除していたセヨンは、甕の下から楊平の土地の権利書と祖母の日記を発見する。
第77話「キム家の引っ越し」
ソギョンはテヒョンに、ウラムを自分が育てたいと申し出る。「僕からウラムを奪うのか」と、テヒョンは怒りをあらわにする。ギョンサンは義母の日記を何回となく読み返し、ため息をつく。義母の愛を誤解していたこと、楊平の土地は、ソギョンの父親ユン・チュンシクが義母に贈ったものであることを知る。ついに、キム家の引っ越しの日が来る。
第78話「ソヨンの追い打ち」
ソヨンは、ソギョンがゴヌの息子も産んでいたことをセヨンに話す。セヨンをたきつけ、ゴヌとの離婚を急がせるつもりだ。ソギョンの父親は離婚協議書をテヒョンに返そうとするが、テヒョンの離婚の意志は固い。「聞きたくない」とソヨンを拒否したセヨンだが、ソヨンの言ったことがセヨンの頭から離れない。セヨンは、「絶対に離婚はしない」とゴヌに告げる。
第79話「つかの間の逃避行」
ゴヌとソギョンは煩わしい世事を忘れて、つかの間の幸せをかみしめる。そこは、二人が学生のころ行ったことのある仁川近くの島に、新しく建てられたペンションだった。ソギョンはウラムやテヒョンのことが気になったが、ゴヌのいらだちも十分理解していた。ソギョン自身にとっても、針のむしろからの解放だ。ソヨンはテヒにDNA鑑定の結果を示す。
第80話「ショックを受けたテヒョン」
テヒからDNA鑑定書を見せられたテヒョンは、激高すると、「誰にも口外するな」と言って鑑定書を破り捨て、「また詮索するヤツがいたら殺す」とまで言い放つ。ウラムのために、ソギョンとの離婚も引き延ばし、ソギョンの父親の提案にも従ってきた。それなのに、そのウラムが自分の子ではないとは。テヒョンはあまりのショックで、仕事が手につかない。
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第81話「死ぬまで愛し続ける」
建築業界に復帰させようというソギョンの父親の申し出をテヒョンは断る。テヒョンはウラムのことで頭がいっぱいだったが、父親は、ゴヌとの逃避行にこだわっているのだと思い、秘書に二人を連れ戻させる。ソギョンの父親はゴヌに、母親と一緒に暮らせるようにすると孫と約束した話を伝える。しかし、ゴヌは「僕も彼女と約束しました。死ぬまで愛し続けると」と答える。
第82話「ゴヌの焦り」
事態の進展を見ることもできず、四面楚歌のゴヌは気が焦るばかり。セヨンに協議離婚書に判を押すよう頼むが断られ、サンジンからは辞職の通告を受ける。仲直りをさせようと子供の立場から動いていたジナも、「私はママと暮らす」と家に帰る。キム家の生活は少しずつ軌道に乗り始める。テヒョンは立ち直りの意欲を見せ、テヒは薬局を再開する。
第83話「動揺するソギョン」
セヨンはソギョンの産院に出かけると、妊娠の確認をしてくれと申し出る。驚いたソギョンが調べると、妊娠6週目で胎児は健康だ。セヨンは、夫には妊娠したことを秘密にするよう伝え、夫を必ず家に帰らせるとソギョンに意思を告げる。動揺したソギョンはゴヌからの電話に出ることもできない。そこにジナから会いたいという電話がかかってくる。
第84話「募る思い」
「もう少し大きくなったら自由に会えるが、それまでは今の家庭で育ちたい。パパを帰してくれ」とジナに懇願され、ソギョンは承諾する。ジナを苦しめ、ウラムを悲しませている自分に罪悪感が募るソギョン。ウラムが恋しがっているとソヨンに聞かされ、たまらず幼稚園に向かえに行くが、義母に拒絶される。
第85話「八方塞がりのソギョン」
テヒョンが母親とウラム、そしてソヨンと食事をしているところに、ソギョンが現れてウラムを預からせてくれるよう頼もうとするが、テヒョンは話し合いにすら応じない。おまけに母親には口汚く罵られ、返す言葉もない。ゴヌが交通事故に遭ったとの知らせが入り、ソギョンは病院に駆けつけるが、ゴヌの母親に帰るよう言われ、寂しくその場を後にする。
第86話「テヒョンとソギョンの離婚」
ウラムの親権はテヒョンが持ち、ソギョンは月に1度ウラムに面会できるという条件で、二人は離婚手続きのために家庭裁判所に出かける。離婚の意思が確認され、離婚届と協議離婚意思確認書を3か月以内に役所に提出すれば離婚が成立する。入院中のゴヌはソギョンと連絡を取ろうとして、セヨンを困らせる。セヨンのつわりは次第にひどくなる。
第87話「オーストラリアへの移住」
ゴヌがオーストラリアへの移住を計画していることを、セヨンはサンジンから聞かされる。「絶対に離婚しない」とセヨンは自分に言い聞かせているものの、次第にゴヌは遠ざかる。ゴヌは、自分がソギョンを励ましていたのに、彼女に先に越されてしまって焦っていた。付き添っていたギョンソンが家に帰ると、ゴヌは電話をかけてソギョンを病院に呼び寄せる。
第88話「アメリカに連れて帰って」
セヨンはソギョンの診察を受ける。「医者なら患者が無事に出産するのを願うのは当然だろう。それでもあなたは今の状態を続けるのか?」という、セヨンなりの抗議のつもりだ。ソン家のみんなに面倒を見てもらう状況を避けたいと、ゴヌは強引に退院する。ゴヌの意志が変わらず、ソギョンが離婚したことを知ったギョンソンは、ソギョンの父親に会う。
第89話「ソヨンの誕生パーティー」
ソヨンの誕生会がホテルで開かれる。キム家のみんな、病院の仲間、親しい友達だけの内輪のパーティーだが、ソヨンは初めて幸せな誕生日を迎えたと感じる。ソヨンの願いは、後はテヒョンと正式に結婚するだけだが、テヒョンはソギョンへの思いを断ち切れない。ゴヌが病院の建物と土地を売りに出していることを知ったセヨンは、それを購入しようと考える。
第90話「ゴヌのいらだち」
ウラムとの面会をテヒョンに断られて以来、ソギョンのウラムに会いたいという思いは、募る一方だ。幼稚園に行っても、ウラムは既に帰ったあとで会うことができず、たまらずキム家の住まいに出かけ、義母が外出中にウラムを呼び出して抱き締める。ギブスが取れず行動がままならないゴヌは、セヨンにパスポートを持ってくるよう頼むが、拒否される。
#91-100 1月ONAIR
第91話「地上の楽園」
セヨンの母子手帳を見たジウは、ユン産婦人科に行くとソギョンに面会を求め、セヨンの妊娠を知るが、セヨンは義母には秘密にするよう頼む。ゴヌはオーストラリアの移住計画をソギョンに打ち明ける。喜々として説明するゴヌに、浮かぬ顔で耳を傾けるソギョン。テヒョンの事業は、ソギョンの父親の後押しもあり順調に進み、大手建築会社の協力を得る。
第92話「怒りは愛の裏返し」
セヨンの妊娠を知って、ギョンソンは驚き、あなたは「今日からは我が家の女王様よ」と喜ぶ。早速、ゴヌに知らせに行くが、ゴヌは迷惑そうな表情で、「産ませるわけにはいかない」と言い、ギョンソンを驚かす。迎えが来ないという幼稚園からの電話で、ソギョンはウラムを預かると、ゴヌと3人で食事する。そこに、テヒョンからの怒りの電話がかかってくる。
第93話「進まぬ計画」
ゴヌはセヨンを公園に呼び出して、「妊娠は自分を引き止めるための芝居だろう。もし本当で父親が自分なら堕ろせ」と言い放つ。学校から帰りのジナが現れると、オーストラリアに一緒に行こうと説得を試み、拒否される。焦るゴヌの脳裏に、ウラムが自分たちの子供だというセヨンの言葉がちらつく。
第94話「仮差し押さえ」
セヨンは、売りに出されたゴヌの病院を買おうとして不動産屋を訪れるが、既に買い主と契約済みだと言われる。買い主はテヒョンの経営するハンビ建設だった。テヒョンはセヨンの申し出を受け、必要になった時に売る約束をする。ギョンサンはチョ弁護士に依頼し、ゴヌの病院の仮差し押さえに踏み切り、ゴヌはギョンサンとセヨンに怒りをぶつける。
第95話「退路を断ったゴヌ」
ジナを手放し、今またウラムを手放そうとして、ソギョンは絶望の淵にいる。交通事故で体が不自由なうえに経済的に追い詰められ、理性を失ったゴヌ。だからこそ、彼らには二人の愛しか頼るものがなく、ギョンサンの必死の願いもゴヌには届かない。意を決したテウクの説得に、ソギョンも決意を翻さない。ついに、ゴヌは病院を手放し退路を断つ。
第96話「子供には父親が必要よ」
ゴヌとソギョンが出発する前日、セヨンはジナに促されてゴヌを訪ねる。これが最後だと思ったのか、ゴヌは素直に頭を下げてセヨンに謝る。セヨンも生まれてくる子供のことも考え、「行かないで」と泣きながらすがるが、ゴヌはチケットを見せ「後戻りできない」と言う。翌朝、二人は空港で待ち合わせるが、ソギョンの父親は横領の罪で娘を告発する。
第97話
父親の手配で出国禁止となったソギョン。二人は出発を断念する。それを知ったギョンサンはゴヌを必ず帰らせようと意気込み、「ゴヌの好物をそろえて食事の準備をしてくれ」とセヨンに電話する。ゴヌとソギョンの父親との仲は更に険悪なものになり、ソギョンを悩ませる。ゴヌは何とか状況を打破しようと、済州島行きを計画する。
第98話「セヨンの流産」
ゴヌはサンジンの部屋に転がり込む。サンジンは説得するチャンスだとセヨンに連絡し、気を利かして部屋を出る。セヨンはオイキムチを持ってサンジンの部屋を訪れるが、ゴヌはけんもほろろにセヨンを追い出す。雨は激しく降り注ぎ、セヨンの顔は苦痛にゆがむ。帰ってきたサンジンが驚きゴヌに電話するが、ゴヌはセヨンの芝居だと言って取り合わない。
第99話「順調に進むテヒョンの事業」
テヒョンのハンビ建設は大手のテウングループの系列会社となり、資金面の不安も解消された。背後にソギョンの父親の後押しがあったことをテヒョンは知らない。セヨンは病院を抜け出し家に帰ると、部屋に閉じ籠もる。サンジンの治療を受けるが、精神の不安定な状態が続き、家族は交替で付き添う。一方、ソヨンはキム家の嫁の座に着々と近づく。
第100話「セヨンの決断」
テヒョンは両親に問われ、ソヨンと結婚すると答える。ソヨンはテヒョンの携帯を使い、ソギョンに電話する。ソギョンは言う。「テヒョンさんは私に復しゅうするためにあなたを利用しているにすぎない。あなたを愛せないことをあなただって知っているはずだ」と。セヨンはゴヌを自宅に呼ぶと、離婚協議書に判を押し、二度と顔を見たくないと告げる。
#101-110 1月ONAIR
第101話「済州島への移住計画」
セヨンの怒りは収まらない。ソギョンを呼び出し流産したことを告げ、顔に水を浴びせると、「あなたたちを姦通罪で懲役刑にしてやる」と叫ぶ。ソギョンは顔を拭いもせず、唇をかみしめる。ソギョンは、セヨンの流産のことはゴヌから聞いていなかった。ゴヌに会うと、彼は子供を流産したショックも見せず、友人のいる済州島への移住計画を語るが…。
第102話「セヨンの変身」
セヨンは別人のような姿を家族に見せる。洋服を買い込んで、手いっぱいに紙袋を下げて帰り、ギョンサンやジウの問いにも答えず、なぜいけないのかと逆に聞き返す。売りに出たゴヌの病院を買おうとして土地を担保に大金の融資を受けたことを知っているジウは気が気ではない。さらに、セヨンは「不満があるなら、ゴヌのように私の家から出ていってくれ」と話す。
第103話「ソヨンはウラムの母親にはなれない」
ソギョンは義理の父親に会って、ウラムに会わせてくれるよう頼み込む。もともとソギョンに優しかった義父に文句はなく、ウラムが実母に会いたがっていることは承知の上だ。だが、テヒョンがソヨンとの結婚を急ぐのが気になっていた。テヒョンは、ゴヌと義理の兄弟になるのを避けるべく、ジウと別れるようとテウクに言う。
第104話「事情聴取」
ジウとテウクは、困難にめげず、愛を貫き通そうと誓い合う。セヨンは、ゴヌとソギョンを姦通罪で訴える。二人は拘束され、事情聴取を受ける。2回目の事情聴取は3者で行うという電話連絡がセヨンに届く。罪を償わせるのに必死で訴えを起こしたセヨンだが、二人と顔をつきあわせることなど思いも寄らぬことだった。セヨンは慌てて電話を切る。
第105話「ここは私の家よ」
毎日どこに行っているのかと家族に聞かれ、「家にいると胸が張り裂けそうになり、赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。赤ちゃんと一緒にいると心が休まって生きたいと思えるから、一日中赤ちゃんと一緒にいる」とセヨンは答える。ゴヌはセヨンに告訴を取り下げてくれと頼むがセヨンは取り合わない。ゴヌは、離婚したのだから家から出ていけとセヨンに言い放つ。
第106話「ソヨンの焦り」
病院に入院中のソギョンの父親を、テヒョンはウラムを連れて見舞いに行く。ウラムは久しぶりに母親に会えてはしゃぎまくる。そこに見舞いと称してソヨンが現れる。ソヨンはソギョンの父親の影響力を恐れていた。テヒョンとの結婚を既成の事実としようとするソヨンの焦りを、テヒョンはいぶかる。ウラムとの仲もうまくいかず、ソヨンはいらだつ。
第107話「子供たちのために生きる」
ソギョンの父親は、主治医のいるアメリカに帰り治療に専念することを決める。ギョンソンに別れを告げ、彼女の夫を、復しゅう心から賭博に誘って廃人にし、貸したカネの代わりに土地を巻き上げたことを告白して、わびる。そして、ソギョンにはゴヌとは別れるよう改めて言い渡す。ソギョンの心も、次第に子供たちのために生きようという考えが強くなる。
第108話「災難続きのゴヌ」
自分の病院を買ったのがソギョンの元夫だとセヨンに教えられ、ゴヌはサンジンに問いただす。「もうすぐ義理の兄になる人だ」とサンジンは弁解する。そこにちょうどテヒが現れ、非難がましいゴヌの物言いに我慢ができないテヒは、ゴヌを攻撃する。ゴヌは、済州島には行かないとソギョンに断られ、以前診察した患者の母親からは、息子は植物状態だと非難される。
第109話「ソギョンの本音?」
酔いに任せてソギョンはテヒョンに言う。「あなたとやり直したい。今日までを振り返ると夢の中にいるみたい」。「夢から覚めたら、暗闇に私だけ取り残されそうですごく怖い」と。テヒョンがソギョンを家に送り自宅に帰ると、家の前でソヨンが待っていた。ソヨンは、いまだにソギョンに対する激しい敵がい心を持ち続け、テヒョンの前でも隠さない。
第110話「祝福されないテウクとジウ」
ゴヌの医療ミスで息子を亡くした母親が、ゴヌを出せと家に押しかけて来た。ギョンサンは、葬儀代を持ってお見舞いに行こうとセヨンに提案するが、「ゴヌはこの家のみんなを捨てて出ていった赤の他人だ」と冷たく答え言い、セヨンは拒否する。テウクが結婚の許可を得ようとジウを両親に会わせると、母親にテヒからの電話が入る。ジウがゴヌの妹だと聞いて、母親は仰天する。
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